2008-11-25
採用面接の準備の段階において、事前に的確な質問を準備することは、候補者との貴重な面接時間を有効に使い、その後の採用プロセスに進むか否か、または、内定を出すかを決める重要な決断を行う上で大変重要です。
面接の手順を標準化するため、4つの基本的な質問と、1つの一般的な事項を含む質問を候補者に行うのが良いでしょう。面接中、面接官は常に硬い表情でいる必要はなく、また、単に質問事項を読み上げるようなことでは、決して効果的な面接にはならず、候補者に却って悪い印象を与えることになりかねません。候補者をリラックスさせ、心を開いて答えてくれるような質問も心がけましょう。
今回ご紹介する質問事項は、決して目新しいものではありません。しかし、重要なことは、どのような質問が面接で効果的なのかを理解することです。
この質問をするとき、少しヒネリを加えます。当然候補者の履歴書にはすでに目を通していますが、その概要について説明させ、彼らの持つスキル、資格、経験などを直接話してもらいます。候補者には、「2分間」を自己紹介の時間として与え、単なる履歴書を読み上げるようなことにならないようにします。
ここでのポイントは、どのように候補者が自分自身を分析しているのか、そして、面接との関連性も踏まえ、多様な自身のバックグランドにどのような優先順位をつけているのかです。
この質問は、候補者がその面接をどれだけ重要なものと見ているか、面接を受ける企業をどれだけ研究しているかなど、彼らの内心を探るのに非常に有効です。さらに上級の役職を対象とした面接では、単に会社のホームページを見たかなどを確認するような質問ではなく、マーケットにおいてその企業がどうあるべきかなど、セグメンテーションや戦略、ポテンシャルなどの観点から、彼らの更なる分析力を問うべきです。
簡単に言ってしまえば、もしその候補者が面接にあまりにも気軽な態度で取り組んでいる場合、仕事を得ることにさえ熱心ではなく、あるいは、仕事に対する取り組み方も非常に軽率なものである可能性も見えてきます。
この質問は、候補者にとって貴社での位置づけを明確にする機会となります。自身の強みや他の候補者との違いなど、候補者による自己分析を通して、貴社に関する更なる理解が明らかになります。候補者の持つビジョンが、新規採用において貴社が求めているものとマッチするのか、組織にフィットする人材なのかを判断することが可能です。
もし候補者がこの質問に対して、謙虚かつ簡潔に、真正面から答えられなかった場合、彼らの採用が良い結果に結びつく可能性は低いかもしれません。
誰にとっても既存の組織の中で自分の理想とする仕事に就くことは、難しいことであるとことは否定できません。そんな現実の中で、人々は常に妥協する必要があります。この質問は、候補者にとって本当にモチベーションとなるものは何か、彼らが目指す将来のキャリアプラン、そして、それらをどれだけ深く考えてきたかを問う非常に重要なものです。
しかし、候補者に「貴社の仕事が理想です。」などと言わせるようなことにならないように注意しましょう。あくまでも、彼らが考える理想の仕事とは何か、どうしてそう思うのかなどを聞き出すことが大切です。そして、貴社の仕事が彼らにとって本当に適切なものなのかを見極めるようにしましょう。
これら4つの質問は必ずしも候補者を機械的に選別するような効果はありません。しかし、これらの質問を利用して、貴社が候補者に何を求めているのかを明確に意識することで、候補者への理解を深め、採用の有無をさらに検討する指針となります。
上記の4つの質問に加え、以下のような一般的な質問と、さらに求める人材かを見極める詳しい質問を各1ページずつ用意して面接を行うようにしましょう。
以下は、面接における一般的な質問事項です。面接中、手元に置いておくと便利かもしれません。
・前職の会社の組織構成とあなたがどのようにその会社にフィットしていたかを教えてください。
・その会社での日々の業務はどのようなものでしたか?
・あなたが応募したポジションに役立つスキルや資格は何だと思いますか?
・あなたが貢献できることとは?
・なぜ今回応募したポジションに興味を持ったのですか?
・そのポジションの役割や業務で、最も興味のあること、また、最も興味のないものは何ですか?
・そのポジションのどのような側面で、あなたにはトレーニングが必要だと思いますか?
・あなたの長所と短所は何ですか?
・(働く上で)最も大きなモチベーションは何ですか?また、何があなたのモチベーションを下げますか?
・あなた自身に対する批判をどのように対処しますか?
・プレッシャーの中で、仕事をこなすことができますか?
・物事に取り組むときに、一人とチームのどちらが好きですか?
・どのような管理方法であなたのベストなパフォーマンスを引き出すことができますか?
・弊社に貢献するには、どれほどの時間がこれからかかると思いますか?
・仕事以外に何か興味のあることはありますか?
・これまでのキャリアで、最も大きな成果を5つ教えてください。
・それらの成果をどのように達成しましたか?
・最も大きな失敗は?
・どのように自分自身を成長させてきましたか?
・弊社について何をご存知ですか?
・弊社の商品・サービスで興味のあるものは何ですか?
・弊社があなたに提供できて、前職の会社が出来なかったものは何ですか?
・前職で満足のいくほど自分自身が成長したと思いますか?
・前職では、どのような問題に直面しましたか?
・前職の良かった点・悪かった点を教えてください。
・好きではない人と仕事をしなければいけなかった時のことを教えてください。
・前職で何が面倒でしたか?
・何をするのが嫌いですか?
・次の仕事では、何を避けたいですか?
・以前行うように指示された仕事の中で、向上する余地があると思った時のことを教えてください。
・その時あなたは何をしましたか?
・その時あなたはどのように自分の考えを伝えましたか?
・なぜ***の分野でのキャリアを選んだのですか?(なぜキャリアを変えるのですか?)
・あなたのキャリアとしてのゴールは何ですか?
・転勤は可能ですか?
・出張は可能ですか?
・給料はいくらほどを希望していますか?
・これまでに話していないことで、あなたに関して事前に知っておくべきことは他にありますか?
とても良い情報を良いタイミングにpostして頂きありがとうございます。
採用はとても考えることがあり、悩むこともある分野だと思います。専門的なスタッフがいない当社のような会社では体系的な質問が定まっているわけではなかったのですが、今後は早速この投稿内容も参考に取り入れてみたいと思います。